NEC A-220



昔NECが出していた、DianGoというブランドのプリメインアンプ。A-220という型番だが、検索してもほとんど出てこないほどマイナー。例によってジャンク品を購入。
ジャンク品の理由は片チャンネルの音が出ないからだったが、それはヒューズを取り替えただけで直った。お得?。




この時代の電化製品は修理することを考えられて作られているので、基板にアクセスしやすい。このアンプも裏蓋があって、メイン基板の両面にアクセスできる。

う〜ん、見るからに単純な回路だなあ。初段の差動回路用にデュアルトランジスタが一つ、電圧増幅段にトランジスタが一つ、後はダーリントン接続の出力段とオフセット回路か・・・。8石パワーアンプ回路として古いトランジスタ回路の教科書に出てそうだ。



あんまりすることも無いんで、とりあえず劣化している電解コンデンサを全取っ替えしましょうか。さすがにフォノ回路とかマイク入力回路とか使わないところは無視で。電源のダイオードをショットキバリアダイオードにして、音楽信号の通るところはフィルムコンデンサ、電源のパスコンにはOSコン、その他の箇所にはオーディオ用グレードの電解コンを入れる。

結果は・・・。まあ、オリジナルよりはね?信号経路を全てフィルムコンデンサにしたのが大きいかなあ。


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