CAW538+P11RC+22TAF/G バスレフ

SeasのP11RCをミッドレンジにして、同じくSeasのツィーター22TAF/GとMorelのCAW538を組み合わせた3Wayスピーカーです。





今回ミッドレンジに使うユニットは、Seas社のP11RC。オークションで手に入れた4Ω版。これはあれだ、DALI社のロイヤル・メヌエットに使われてたユニットだね。





ネットワーク用に揃えた素子。上段左端は、本来大電流インダクタか何かと思われる2.4mHの巨大コイル。DCRは手持ちのテスターだと0Ω(測定限界以下)。ケース入りででかくてひたすら重い。その横が、鉄心入りコイル(3.3mH)、銅箔コイル(0.15mH)、空芯コイル(0.3mH)。コイルに関してはみごとにばらばら。
下段はebayでアメリカから購入したロシア製の軍用オイルコンデンサ。左から、20μFが二個、15μFが四個、4μFが一個。全体的に素子がでかすぎる・・・





あまりに素子がでかいので、一枚板のネットワーク基板なんて作っていられません。上の写真はミッドレンジのハイパスフィルター部分。ほとんど立体パズルと化しています(回路図)。





立体パズルを組み立て、補強と吸音材を入れたところ。





バッフルを取り付け、塗装します。下地処理がいい加減だったものだから塗りむらが出てます・・・。バッフルだけはウォルナット無垢材使用。





ユニットを取り付け、完成!この後測定です。





ミッドレンジとツィーターの接続を、正相/逆相と取り替えながら測定。+と−を入れ替えるだけで、特性もかなり変わります。間違った接続だと、聞いた感じも一聴して変だと解るくらい。
結局ウーハーは正相で、ミッドレンジとツィーター共に逆相に落ち着きましたが、測定上ハイ下がりなのが気になります。ここは測定を信じてツィーターのアッテネーターを変更。最終形のネットワークでは、結局ツィーターのアッテネーターは無くなりました。


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