ポータブルCDP改造

改造しても大して変わるとは思いませんですが、バッテリーを入れる部分に隙間があったので。


せっかくというか礼儀というか、とりあえず電源ラインの強化とアナログ部のオペアンプ受け化。台所用のミニアンプにつなげて、常にACアダプタで使用しているので、電池が入らなくなっても問題はありません。






最近のMP3を再生できるポータブルプレイヤーは、回路の集積度が高く、何をしているのか基盤を眺めてもよく分かりません。
それでも、外部に出ている端子周辺から追っていって、上のような構成になっていることは把握できました。とりあえず、電源ラインにコイルとコンデンサを入れてインピーダンスを低下させ、あとは、パスコンを取り外し、オペアンプのバッファを入れます。当然、パスコンとLPFの抵抗・コンデンサはオーディオグレードのものに変更。とは言っても元が安価なポータブルプレイヤーなのでたいした変化も期待できません。極端に高価な素子を使用することは避け、パスコンのファインゴールドとLPFのリケノーム以外は汎用品。オペアンプは5V単電源でフルスイング出力可能と言うことでLMV358を使用しました。オーディオ用ならOPA2340という選択しもありましたが、倹約と言うことで。グラウンドの引き回しからコモンモードノイズが出るかと思いましたが、以外にも静かなもんです。
で、音はというと、大して期待してはいませんでしたが、まぁまぁ聞けるようになったかな、と言う程度。変化がないわけではないが、当然のごとく本格的なオーディオ機器として通用するわけではないでしょう。しかし、このサイズで狭いところにおけると言うことと、MP3で長時間再生が可能なことは、BGM用のプレイヤーとして得難いものがあるので、当面台所用の音源として君臨してくれそうです。最高の音質を求めるばかりではなく、こういった小改造も悪くないもんですよ。


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