iPod用12AU7ラインアンプ


自宅のiPod用に作成した、真空管式ラインアンプです。
このアンプは、NAMAアンプに引き続き、12AU7の低電圧動作仕様。部品もだいぶNAMAアンプから流用してます。

回路図:


ラインアウトのための出力トランスは、NAMAアンプ同様ST-24を使用。ただし、一次と二次をひっくり返し、センタータップにB電源を供給。12AU7の動作としてはシングルアンプですが、巻き線の反対側に少しだけ電流を流してやって、トランスコアの磁化を防いでいます。だったらプッシュプルにしろって?
反対側の定電流回路はショットキバリアダイオードの順電圧を使って、だいたい0.25mAほど流れます。12AU7の方は、ユニットによってばらつきが大きいのですが、カソード抵抗200ΩでVp=12Vだと0.2〜0.4mAほど流れるようです。


中身はこう。いつものことながら、密度が高くてふたを閉めるだけで大変。


iPodのケーブルも自作。ケーブル内に抵抗が仕込んであって、DC 5V OUTの端子から充電できます。ピンジャックも短いものを作成。

ほんのりとNFBをかけただけで、真空管とトランスの組み合わせによる色づけを求めたラインアンプ。こんなのでも間に入ると、解像度が高くなったような気がするから不思議。トータルゲインは2倍ほど。低音もちゃんと通っているし、まずまず納得の出来です。

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