6252(2B52)全段差動アンプ

6252(2B52)は前回、超三アンプを作ったんですが、せっかくおもしろい真空管なんだし、もっと違う回路も作ってみようと思いました。





ケースとトランスは使い回し。真空管がCK1006→80、6SL7→6SN7に変わっているくらいで、化粧板をつければ見た目は前回とほとんど一緒。





相変わらず中身ごちゃごちゃ・・・。これでも努力したんだよぅ。




電源周りの回路図。800Vが欲しかったのでブリッジ整流で、上側だけ整流管。当初上側は整流管による電圧降下を見込んで350Vタップを使っていたけど、計ってみたら出てる電圧が高すぎたので、300Vタップに変更。




このアンプは久々に苦労した・・・。まず、0Vを分圧で作っているので、アースの引き回しが難しく、しつこいハムに悩まされる。配線とパスコンをずいぶんいじって、やっとそれが収まったと思ったら、今度は高周波発振が・・・。
そりゃ帰還路にトランス含んでいる以上、どうしたって高周波で位相回転は起こるし、送信管だから高周波でもしっかりと増幅してくれるしで、きちんと対策しないと発振するのは解ってたよ。ドライバ段を直結にしたかったので、回路的にもちょっと無理してるし。
負帰還の1200pだけだと、無信号時はいいんですが、音楽信号を入れるとすぐ発振。結局、初段差動部に補正のコンデンサを入れて収めました。ただ、若干まだ不安定気味なので、最終的な完成にはもう少しいじる必要がありそうです。


TOP