DCU-F121Wエッジ交換

Parc AudioのDCU-F121Wなんですが、きれいなウッドコーンが魅力。
特に意味は無いんですが、もともと遊び倒すつもりで買ったユニットなので、一通り聞いてみたら色々と弄ってみることにしました。先ずは黒いゴムエッジをセーム革のエッジに交換してみます。


べりべりとエッジを剥がして、



セーム革からエッジを作ります・・・



はい、できあがり。



最初はこの改造は、フルレンジユニットのエッジを交換してやればミッドレンジになるのではないか、と思ってやってみたことです。
結局、なかなか3Wayを作る機会が無くてしばらくフルレンジとして使ってましたが、エッジ交換後も意外に高音域も出ていました。やっと3Way作りました。
今回はウーハーのエッジ修理ではないので、特に洗濯のりでエッジに丸みを作ったりはしませんでした。コーンがずれてボイスコイルが擦れない程度に遊びを持たせただけで、後はセーム革自体の伸縮性でコーンを支えます。
低域側でストロークが短くなり、高域でエッジから発生する共振は無くなる…かも、です。そうするとそれはつまりミッドレンジでは?実際はf0や振動系の質量もあるのでそう完璧には行かないでしょうが。

変更後のパラメータは、
f0:69Hz
Q0:0.388
Qm:3.505
Qms:5.17
Qes:0.52
Qts:0.47
となりました。


画像のグラフの形は、横軸のスケールが違うので当てにしないように。というか、改造後のパラメータを当てにされても困るんだけどね。

音は、そうですね・・・。フルレンジユニットとして聴いても、前より悪くなってはいないと思います。若干、柔かい感じになったかな?女性ボーカルの声にリバーブがかかったように聞こえてしまいますが、まぁ一長一短かな。ソースは選ぶようになりました。ゴムエッジが無いと元に戻せないのであえてお勧めはしません。


おまけ:
段ボール平面バッフルで聞いてみる


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